友人が大事にしているボタンを見せてもらったときのエピソードです。
「これは祖母から受け継いだコレクションなんです。」
見せて頂いたお菓子の缶にちりばめられた宝石のようなボタンたち。
世界中から集まって今この宝箱の中に集まっているのかな。見ているだけで楽しい気持ちになる。
特に昔のお洋服のボタンは質が良く、洋服が着られなくなったときにはボタンだけ外して保管することも
よくあったとも。
ボタンの役割は多種多様。
「とめる」 だけでなく 色合いや形、配置の仕方ひとつにおいて 全体のイメージを変えてくれる。
pavan-tiのお直しとリメイクでも、ボタンを交換してイメージを変えるというご提案をさせていただいています。
仕事柄出会う、いろいろな時代の様々なボタンひとつひとつに魅せられています。
今回、ヨーロッパのヴィンテージボタンが入荷したため、ボタンシートを作りました。
色んな時代を生きたボタンが、ひとつのシートに集結し、お互いを認め合いながら引き立たせているかのよう。
次はどんな使われ方をするでしょうか。
ボタンたちの行方が楽しみです。
Vintage Buttons